
※ファイルが少し重いかもしれません。
帝国の次期筆頭拳闘士、レオ・オーウェン。
遠征のため帝国を出陣した彼は、道中休憩のためとある村へ立ち寄った。
手厚くもてなされ部下たちも思い思いに休憩に入り自らも用意された小屋へと足を向ける。
寝台に横たわり、此度の遠征について思いを馳せる。
帝国も一枚岩ではない。どこにでも法の目を掻い潜り不正を働く貴族はいるのだ。
この遠征も本来であれば出兵する必要もないものであったが、とある大貴族の一人が殊更に危険度を主張し実現したもの。もちろん目的は己の私利私欲を満たすためのものであるのは明白だった。
彼は最後まで反対の意を取りはしたが、次期筆頭とはいえ所詮はただの一兵卒。
上から命じられれば出陣せざるを得ない。
こうなればなるべく早くことを済ませて帰るしかなかった。
「……無事終わるといいのだが」
そうやってふと気を緩めた瞬間。
彼の意識は闇へと堕ちた。
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