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【小説】趣味の皮製品 R18
Published 07/12/2026, 10:31:20 AM · Edited 07/12/2026, 11:05:37 PM

【雰囲気あらすじ】
通販で思わず買ってしまった趣味の革製品(高級SM系皮ベルト拘束具)をレッドに見つかってしまったソウル。
「俺に使いたいのか…それ?」とレッドに言われもう俺は死ぬしかない…となっていた所「いいよ、しようぜ」とレッドに言われたソウルは…。
※この世界線では両想い成り立てくらいを想像して下さい。
※純愛なのでそこまでエロくはない。
※ソウル視点です。
※予告なく非公開にする可能性あるのでご注意ください。
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皮がキュゥゥと軋む音とシーツの擦れる音、熱く重たい呼吸。
それに加えて俺自身のものなのか、触れている相手のものなのか判然としないやけに早い鼓動。
静寂の中それらは俺の行いを責めるかのようにやたらと大きく耳に響いて聞こえた。
俺はなんて事をしてしまったのか。
そう思いながら目の前の黒く艶やかな光沢のある革とよく磨かれた銀色の金具が輝く拘束具で身動きの取れなくなっている相手を見つめる。
世間を照らす明るい太陽のような笑顔を待つNo.1ヒーロー、ライトレッド。
正義に燃える真っ直ぐな瞳は同じく革製の重たい目隠しで覆い隠され、鍛えられた肉体は革のベルトに抑えつけられてギチギチと呼吸の度に不自由そうに上下していた。
口枷から止める術を持たず、ただ溢れる唾液がぽたぽたと落ちる音も今なら鮮明に聞こえる気さえしてくる。
万人に愛されるこの男が決して人に見せていい姿ではない事は確かだ。
自身の部屋の中でその存在だけがやけに異様で、夢のように現実感を損ねている。
「…ふ…ぅ"…ふっぅ、う"」
言葉などなくともその呻くような呼吸音からは十分に不安そうな色を感じられる。
俺はざわざわと身を走る衝動的な興奮を無意識に嗜めていたがそんな事はしなくて良いのだったと首を振った。
俺に拘束される事を受け入れたのはレッド自身だ。
やってしまった以上望んだ俺がこの状況を楽しまなければレッドの覚悟と信頼に何の意味があるのか。
「レッド」
耳栓をつけているレッドには聞こえないと知っていながらついそう呼んでベルトの隙間から覗く皮膚に触れた。
ビクンッとやけに大袈裟に跳ねた肌は緊張からかじっとりと熱気を伴い湿っていてほんのりと赤く肉欲を煽る。
俺はこの現状を奇妙だと十分感じながら、それでもどうしようもないほどに昂っていた。
レッドの視界も音も言葉も。
全て奪っておきながら。
こんな事は正しくないと良心が咎める一方で、いや、だからこそなのか。
強く、煽られている。
本当なら認めたくはなかった。
背徳に己を昂らせるなど嫌悪する怪人達そのもののようで。
俺の中にも肉欲にまみれた本性があるのだとどうしようもなく思い知らされる。
まだまともに触れ合ってさえいないのにこうも硬くなってしまった己自身を偽るのはもはや滑稽ですらある。
いい加減認めなくてはいけないのだろう。
今の俺は己が目指した清廉潔白な理想のヒーローではなくただの一人の男であり、肉欲をもって大切な存在を穢すことを望んでしまっているのだと。
皮膚に触れる度にびくりと震える身体に愛しさを感じながら身を寄せる。
この身体の全てを今だけは己に委ねられている。それを許されたという事実が、その言葉のない信頼が、俺に深い安堵と興奮を覚えさせていた。
今だけはNo.1ヒーローの面影などかけらもない。
ただの─俺の恋人を抱きしめた。
「…好きだ」
口にしてみると随分と陳腐な台詞に聞こえた。
どうにも己には似つかわしくなく浮いていて恥ずかしくなる。
こんな言葉を口にしたのは初めてだった。
咄嗟に耳栓のおかげでレッドに聞こえていなくてよかったなどと思ってしまう俺は、なんと卑怯で臆病者なのだろうか。
後遺症のサポートという建前がなければ触れてはならないと思い込んでいたその身体の熱を確かめるように再度抱きしめた体に力を込める。
ギュゥ、キュゥゥ
話せないレッドに代わって鳴く皮の音を聴きながら露出した箇所を指先でなぞっていく。
思いの外心地よく、だんだんと触れる手は大胆になっていった。
首筋に舌を這わせ軽く噛み、背骨を撫でる。
耳まで肌が赤く染まっていく艶めかしさに目眩がした。
楽しんでいるのは俺だけではないかと不安はあったが拘束具を避ける形であえて露出させたレッド自身のそれも硬く張り詰めており安堵する。
この姿を美しいと感じる己の事を怪人に身を堕としかけたせいだ、と言い訳をしたくなってしまうがそれは違うのだろうと思い直す。
レッドを俺だけのものに。
いつからか本当はずっと俺の中にその願いがあったのかもしれない。
努力家で素直で目に入れても痛くないほどの教え子、俺の後輩。
世間に露出が増えるにつれて万民に愛され俺から遠くなっていく事実を寂しく思いながらも仕方がないと受け入れようとした。
これが望んでいた事なのだと。
世間からの嫌われ者の俺が師である事もなるべく隠してきた。その方が足枷にならない。
それでいい、それがいいのだと納得できていた筈だった。
しかし今の俺はもうそれでいいなどと納得などできなくなるほど、以前と異なる形でレッドを愛してしまっている。
その資格はないと知っている。
愛される事も愛すこともきっと俺には似つかわしくない。
優しいこの男が俺にまっすぐな愛情を向けるたびにそれを否定した。
幸せにするどころか不幸にしてしまう事がどうしようもなく恐ろしかった。
伸ばされたその手を取る事を俺が我慢できたならレッドはもっとずっと幸せになるはずなのだと信じて疑っていなかったし今もそう思わずにいられない。
それでも、今こうして触れあえる事をこんなにも愛おしく思うのは、なぜなのか。
矛盾だらけのままレッドに触れる指先はどうしても多少震えてしまう。
「すまない…」
この謝罪だって聞こえてはいないと知りながら俺は何度もそう告げた。
しばし触れたのち、俺はようやくとレッドの固く張り詰めたそれに舌を伸ばした。
けして好ましいとは言えないその独特な臭気を自ら求めるようになってしまった今の俺はどれほど浅ましい顔をしているだろう。
喉の奥まで深く飲み込むとレッドがまた呻く。内股が痙攣したかのようにビクビクと震えている様子に酷く高揚した。
意地悪く焦らすようにねっとり舌を密着させながら軽く吸い、下から上へと舐め上げて反応を引き出す。
くぐもった呻き声に甘さが滲むと嬉しくなる。
俺の手でどんどん昂り、悶え絶頂に向かっていく姿は見たことがないほど淫らで情けなくもあるがそれをもっと見せて欲しいと思った。
「ンん゛ッ!ぅ゛っふうぅっ!」
予測できない快楽から逃れようとしたのか浮く腰を押さえつけて追い立てるように吸いあげてまた口に含むのを繰り返す。
根本を指で作った輪っかで浅くしごき続ける。
呼吸が浅く小刻みになり、漏れる苦しそうな喘ぎがどんどん甘くなると俺自身もたまらない気持ちになった。
感じたことの無い感覚で脳がクラクラとしている。夢中で吸い付いていたせいで呼吸を疎かにした事もあるのかもしれない。
ギュ、ギュと軋む革の音、レッドの甘い声と呼吸の間隔がどんどん短くなりドクリ、と弾けたのを理解してそれをそのまま飲み下した。
拘束されたまま残滓を溢し震えるレッドがたまらなく愛おしかった。
達した興奮からか触れてもいないのに硬く上を向いてを主張する乳首に軽く触れるとまた大袈裟に跳ね、それも興奮を高めていく。
レッドの乱れた呼吸が少し落ち着くのを待ってからあえて先端を避けて乳首の周りを指の腹で焦らすようになぞると喉を逸らしながらガクガクと震えた。
"…触ってもいいけど…ガッカリしないでくれよ。俺…すげーかっこ悪くなると思うから"
かつて怪人に穢され感度が高くなっている事を恥じながらもそう言ったレッドの顔を思い出す。
ガッカリするはずがない。今はもう俺しか触れないのだから問題はない。
「むしろ…」
と思わず口にでかけた言葉を飲み込んだ。
口にした所で聞こえはしないがなんとなく憚られた。
何度もゆっくりゆっくりなぞるのを繰り返すともどかしいのかレッドの腰が無意識にか揺れている。
それを見て思わず唾を飲んだ時に思いの外喉がカラカラである事に気がついた。
気付けば呼吸も忘れてビクビクと震える様子を楽しんでいたらしい。
触らず焦らし続けていた先端を今度はカリカリと刺激すると驚いたのがビクンビクンッと大きく身体が跳ねてレッドのは早くもトロトロと力なく2度目の射精をした。
「ぅ"…っ…う、うぅ」
力なさげに漏れる声には羞恥と情けなさが滲んでいてその普段なら絶対に見せない姿に、愛おしい俺だけに見せる弱さに、脳が焼き切れるような強い興奮と心が甘く満たされるような痺れがあった。
「レッド…」
俺は自らのものを扱きながらレッドの身体に口付けていく。
自らの興奮を隠さない荒い呼吸は飢えた獣のようで、普段ならそんな自分自身を嫌悪するが今だけは。
今だけはそんな自分でも肯定できる気がした。
変態的で倒錯しているが、確かに恋人を愛している俺を。
「レッド…レッド…ッ」
勢いと興奮に任せてレッドの顔を白く汚してしまった事に俺は後から猛烈に反省したが、顔にかけられた事に気がついたレッドがほんの少し甘い吐息をもらした事に気がついてしまった。
その興奮のあまり2度目はレッドの乳首に擦り付けてしまったのはやはり反省すべき点だろう。
***
「すまなかった。本当に」
シャワーから出てきたレッドに対して俺は机に手をついて頭を下げる。
目隠し、耳栓とはいえ俺がした数々の変態的な行動はレッドにはもれなく伝わっているだろう。興奮で全てを受け入れてもらっていると錯覚していたが冷静になれば別れを切り出されてもおかしくはない程に俺は変態だった。
本当は土下座の一つでもしたい所だがレッドを困らせるだろう事が予想できたのでできる限りでの謝罪を行う。
「あんな辱めをお前に…っ俺は」
「何で謝るんだよ!俺は…嬉しかったよ」
レッドは呆れたような困ったような顔をしながらタオルでガシガシと髪の毛をやや粗雑に乾かしている。髪には良くないと思う反面犬のようで中々愛らしい、いや、そうではない。
「…怒っていないのか?」
尋ねるとレッドはタオルを雑に頭に乗せたまま目元の見えない状態で尋ねる。
「怒ってるように見えるのか?」
質問に質問で返すのはずるいのではないかと思いながらも俺自身がしでかした数々を思えば咎める事など出来はしない。
表情が半分隠れたレッドの真意が読めず本当は怒っているようにも見えたがそれは俺の罪悪感から来るものなのだろうか。なんとかちょうどいい言葉を探してみるが適切な語が浮かばない。
しばしの気まずい沈黙。
それを破ったのはレッドからだった。
「…ちょっとびっくりはしたけど…その、興奮してんだってわかって、すげぇ…嬉しかったっていうか」
「…まさか被虐趣味が…?」
身体中の痕を愛おしげに撫でながら予想もしなかった言葉を言うレッドに思わず俺のように癖を隠していたのかと勘繰ってしまったがレッドは小さく唸ってからタオルを頭から取り去って叫んだ。
「ない!…と思う多分。ソウルにだけだよ。俺を求めてくれるのは後遺症の事があるからだってずっと思ってた…だから、ちゃんと"俺自身"に興奮してくれてるのが分かって嬉しかったんだ」
ちゃんと付き合おうってなっても不安だったんだよ…と目を逸らすレッド。
立ち上がり思わず抱きしめる。この胸に湧き上がるこの感情を言葉で表す術を俺は持っていない。
「な、何…」
レッドは俺の突飛な行動に少し驚いたように尋ねるが体を離そうとはせず受け入れるように背中に手を回してきた。
お前はこんなにも素直に言葉で、行動で俺に全てを伝えてくれるのにと自身の至らなさに呆れる。レッドに不安な思いをさせてしまっていたなんてつゆほどにも思わなかった。
言葉に出来ることはしなくてはならないなと自らを戒める。
「…すまなかった。俺はずっとお前に興奮していた」
「そう言われるとかなり変態っぽいような」
「嫌いか?そんな俺は」
尋ねると俺の世界で一番愛おしい恋人は少しの沈黙の後耳を真っ赤にしながら答えた。
「…嫌いなわけない」
end
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だいぶ昔に描いた小説です。図らずとも連続で拘束モノ更新になってしまった。
すけべシーンを放置してたので完成させてみました。
やってる事そのものはベルト拘束した相手を一方的に好き放題すると言う結構変態チックな内容なんですけど、これはソウルが母親の事や今までのヒーロー活動で生まれた性的な事に対する強い拒絶により長年抑圧してきた己の性的な欲求を愛によって肯定する事ができたという救いの話だったりします。
堕ち状態での行動が歪んだ発散や爆発だったのに対して、これは正しく己の性癖や肉欲に向き合い受け入れて昇華できたという感じ。
ソウルが誰かを正しく愛すために、愛されるために必要な過程です。
正式に恋人になろうと二人の関係が一歩前に進んだ後、実はレッドの方が不安に思っていたという。あれだけいつかはソウルが俺の気持ちに応えてくれると思っていたレッド(こわい)だが実際ソウルが応えてくれた時に「前とあんまり変わらないな」と気がついて、だんだん不安になっていきました。
レッドがソウルの革製品に気づいた時実は不安になりすぎて「まさか俺以外に使うとかはないよな…?俺に使う為に買ったんだよな?」っていう焦りから尋ねたという経緯があります。
※レッドはソウルが拘束される事を好まないのは知っている。
これ以降のソウルはやたら好き好き言うようになります。極端。
数年前に書いたけど割と気に入ってる話ですね。普段陵辱めちゃくちゃしてますが自分は同じくらい純愛もちゃんと好きです。
お付き合いくださり大感謝😌
昔Twitterに載せてたやつですがせっかくなのでこっちにも。
今描くと多分色々変わるけど何となくイメージは近いと思うので。
Attachments (2)

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